浜松警察署新築費寄付感謝状
郡制が実施(十二年)されると郡役所内にあった浜松警察署は移転することとなり、伝馬町に木造一部二階建の新庁舎に移った(第二次)。ときに十三年十一月で建築費は一般の献金千円、国庫補助が五百円余で、白州(しらす)や撃剣場などがあった。このとき浜松分署も廃止となりその持場区域などすべてが浜松警察署の直轄となった。
【分署 交番所】明治十七年に浜松警察署(定員三二名)管内には笠井・新所・気賀に分署があり、掛塚・舞坂・白須賀・三ケ日に交番所があった。なお派出所が浜松宿の東端の向宿村と北隅の和合(わごう)村にあった(『浜松警察の百年』)。