始審裁判所

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 また十年五月に静岡地方裁判所の浜松支庁が設けられた(浜松城内四番地へ併置)。その後、静岡始審裁判所浜松支庁となり(十四年十月)、さらに浜松始審裁判所と改称(十五年一月)したが、再び静岡始審裁判所浜松支庁にもどった(十六年一月)。十七年五月庁舎を浜松利町(とぎまち)へ新築移転した。また、このとき浜松治安裁判所も利町の新庁舎へ移った。浜松の人々は、この二つをあわせて「利町の裁判所」と呼んだ。【区裁判所】つづいて二十三年十一月に裁判所構成法施行により浜松区裁判所と改称された。【地方裁判所】同時に始審裁判所は地方裁判所と改称し、支庁を改めて静岡地方裁判所浜松支部となった。また二十一年以来登記の事務は裁判所(治安裁判所)の主管となり、区裁判所内には登記課が置かれ登記事務(地所・建物の登記)を取扱った。そして、その下に十二出張所(二俣・雄踏・新居・笠井・小野口・気賀・伊平・見付・袋井・龍川・山香・奥山)があった。

浜松区裁判所