[消防組]

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 明治の初年のころ浜松には多栄組その他二、三の消防組があったが、小人数で消火には龍吐水(りゅうどすい)一台、鳶(とび)口数個を備えるだけで、若者と称する三十歳以下の任意の組員で組織され、微力な存在であった。