開掘仕様案

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 「仕様書」によると、上新町(七軒町の隣町)を起点として、その長さ八百五十四間(一五四五メートル)、新堀をうがち、この左右にその延長千七百間(三〇九〇メートル)の土手を築き、「入野村在来悪水堀」(明神野川)の内七百七十一間を浚渫して接続せしめ、入野川に合流するというもので、掘割の間に水門一か所(悪水堀入口高汐防止用)と土橋六か所を設け、起点の上新町の裏(東鴨江村地内)に幅二十間四方(深六尺)の船溜と、出入荷物諸払ならびに船改所などの小屋四軒を新設する計画であった。