目次
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近代編
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第二章 近代浜松の基礎
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第二節 殖産興業と地域の開発
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第一項 堀留運河の開掘
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運河の開通
堀留荷物取扱所
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【堀留の名】竣工は七月二十八日(『湖西近代百年史年表』には明治四年十月開通とある)から始まり(「浜松郡方役所回状」『岩井宜徳伝自書』・『松坂春英雑記』)、荷物の運漕、乗客の扱いなどの通船事務は上新町の船溜に新設された事務所(堀留荷物取扱所・堀留立場ともいった)で行なった。井上・田村両名の名にちなんで井ノ田川と名づけられたが、一般には堀留運河とか簡単に堀留とか、新川の称をもって親しまれた。
堀留運河(明治44年撮影)