目次
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近代編
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第二章 近代浜松の基礎
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第二節 殖産興業と地域の開発
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第二項 三方原開拓
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第二期気賀林と茶園の経営
気賀林の実権把握
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【茶樹植付】こうして県令林厚徳の支持によって三方原の茶園経営の実権は気賀林らに移り、林の斡旋で明治七年四月には六町歩に茶を植付けたが、翌八年には「栽茶規則」も定まり、「百町歩六十万株」(『静岡県茶業史』。一説には「五十八万株」ともいう)の茶樹を栽培する計画も成った。なお、この年七月に二十一小区々長間宮鉄次郎は「地租改正ニ付惣代人」に任ぜられている。