土地分画法

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 土地分画の方法は、一区画を千八百坪(六反)として、これに道路をめぐらすのが基準形で、それもつぎの図のようなA形B形の二つの形に分れている。どちらも一分画三百坪となっている。そしてA形図は街道に面した場合が多い。標準として一分画に一戸の割合で(第三図参照)六畳と四畳半の2DKである。板葺きで一つの井戸を八戸ぐらいで共用したが、三方原では飲用水が得がたくその深さは七尋(ひろ)もあった。また風除けとして周囲を掘った土で土塀をめぐらすことが行なわれた。

A形図


B形図


第三図

 写真は、その面影をやや残している本田家である。

三方原士族屋敷土塀(昭和48年撮影)