浜松宿勢

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 【三年】明治維新当時の浜松を伝える書に、刊行はされなかったが、当時浜松へ移住した幕臣の石渡安信(城内五三番地住)の筆になる『浜松漫録』がある。「東京同心の信友に告んとす」と後記にあるように、浜松の手引として著したもので、地味・風俗・方言・商肆・産物・神社仏閣等の各方面に触れ、この書の成った明治三年当時の浜松の状態がよく説かれている。つぎに、その項目にしたがって概要を紹介してみよう。

浜松漫録 内容