目次
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近代編
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第二章 近代浜松の基礎
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第四節 社会と文化
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第一項 浜松漫録にみる浜松
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明治維新の浜松
地味
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「地味」浜松辺は砂地で、天龍川から舞坂までは東海道第一のよい道である。宿の西側は丘陵で小石が多く、寒気が薄いので溝や土留にはたたきを用いる。【西風】「春冬の頃は西風はげしく止む時まれ」で、蚤蚊多く、鳶郭公(とびかっこう)はまれである。水は宿の西一町ほどのところに清い泉があって茶にはこれを用いる。