神社仏閣

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 【五社明神 諏訪明神】「神社仏閣」 五社大明神・諏訪大明神がある。前者は四月七日が例祭、四月七日の東照宮祭日は踊り、ねりものが出て人出でにぎわう。後者は六月二十七日に弓祭がある。宿の西方の白山神社は神官が松下氏。石坂のある愛宕社はその南に、ここには金刀毘羅社もある。【松尾社】松尾社は例祭六月十五日で神輿が出で踊りや唐人囃がある。拝殿の額の正一位松尾大明神の書は左中将藤原朝臣公英の筆である。【秋葉社】秋葉大明神は高町にあって正月二十八日、十一月十六日の祭祀は詣人おびただしい。【八幡宮】八幡村の八幡宮は例祭八月十五日で雲立の楠がある。旗立の松は下後道にあるが、三方原の戦のときこの樹上に旗を立て勢揃いしたところという。田町から池町へ入るところに銅の秋葉大明神の華表がある。【心造寺】時の鐘は五社大明神の北隣の心造寺で二六時撞いている。【鴨江寺】鴨江観世音は鴨江村にあり春秋の彼岸には参詣人がおびただしい。【龍禅寺】龍禅寺観世音は龍禅寺村にあって毎月十八日は参詣人が多い。【法雲寺】法雲寺は寺島村耕田の中央にあって鬼子母神を祭り毎年五月十三日から十五日まで参詣人が多い。

五社神社(浜松市利町)


鴨江観音(浜松市鴨江4丁目)