目次
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近代編
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第二章 近代浜松の基礎
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第四節 社会と文化
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第三項 士族と平民
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各町の特色
新しい都市へ
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以上を通観すると、明治十年ころの浜松は浜松廃城(明治六年)や伝馬制度の廃止もあって江戸期以来の城下町宿場町としての面目はようやく薄らぎ、明治七年の火災で中心街がほとんど全焼するという痛手にもめげず、明治という新時代にふさわしい都市に生まれ変わろうとする胎動期にあったといえよう。