議員総辞職

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 【士族】こうしてこの事件は二十三年二月にいたって町議員の総辞職によって解決したのであるが、これらの町会議員の大部分が浜松在住の名家・旧家・素封家出身であったのに対し、町政を批判した津田・加瀬・佐藤たちはそのいずれもが明治のはじめ浜松に移住した士族を代表とした新しい町民階級であったことに、この事件の特色があった、といえよう(町長在任期間については次項「町勢の発展」と相違があるが『内田文書』によった)。