明治二十二年度

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 明治二十二年度 町長は名誉職とし年報酬二百円、助役は二名とし内一名は名誉職年報酬五十円、一名は有給年俸百五十円と議決。【小西四郎】前述の町政事件の年で、町長は初代町長内田正(明治二十二年六月一日選任、同年六月七日辞職)より小西四郎(明治二十二年六月二十二日就任、二十三年六月二十九日辞職)に変り、収入役は竹田右文が就任した。元の浜松戸長竹村太郎(明治二十二年一月就任、同年三月退職)よりの事務引継、町条例の制定、その他書記俸給を平均月額十五円、雇は日給十五銭又は月俸四円以下とするなど、町制発足の多忙の一年であった。【駅前整備】浜松停車場前の道路の拡巾修理、駅通風致木の植込が始まり、新川橋の塗装、街灯の設置、新川橋西の古川残存地の埋立を行なった。【古川 新川】古川とは新川に対する川の名で、肴町新小路を流れ、新川に注いだ川で、この頃その一部が残っていたのであった。

小西四郎