【三十年】遠江貯蓄銀行は明治三十年九月、主として浜松在住の人々によって設立(浜松町大字田一一一番地、開業十月)された(主要株主、成子 田畑庄吉・同 鈴木幸作・紺屋 内田政治・肴 鈴木作三・田 小野江善八・同 市川安平・同 田中五郎七・同 宮本甚七・連尺 木村庫太郎・田 近藤周造・同 中村忠七など)。【三十八年】三十八年遠江銀行と改称した。大正八年に浜松田町(四五番地)に本店を建設し、近代的な建物は人目をひいた。内田政治・横田保兵衛・高林兵衛・平野繁太郎(平野又十郎の息子)などを主要の経営者とし、同十四年末には遠江に支店が十余所あった。十五年三月遠州銀行へ合併した。