段子川

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 【製紙 製油】段子川流域 富塚村(当市富塚町)では製紙・製油・製麵業が行なわれた。製紙は浜松城主水野忠邦の奨励によって発達し、昭和五年には漉紙の生産額六千円余、戸数四十三、職工八十三名を算した。製油業は伊勢方面から購入した菜種を原料として燈用の種油を製造し、昭和五年生産額六万四千余円、戸数四戸(昭和十八年十七戸)があった。【製麵】製麵業はカナダ・濠州から輸入した小麦粉を原料にしてはじまったという(富塚尋常高等小学校『吾が村』)。