煙草

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 このほかに煙草(たばこ)があった。品種は明治十五、六年のころ龍池村永島(現浜北市)の伊藤喜重によって知られた永島種が一般に耕地されたが、二十九年葉煙草専売法公布されると耕作者が増加して各町村に普及し、なかでも芳川・河輪・北浜・龍池の各村が主作地であった。和地村には煙草の集荷所があった。二四二頁表は天王村・篠原村の農業生産の推移である(『大正二年各村誌』)。