製糸

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 製糸は、明治五年群馬県の富岡官営製糸場に浜松付近から士族の子女が伝習生として入所したことはよく知られているが、浜松地方では県の奨励により明治九年平貴村(現在浜北市)木俣千代八、中瀬村(現在浜北市)木下源平らが十五人繰座繰製糸を、十年には中瀬村木下茂作らによって器機製糸が始められ、それらの工場数も郡下二十有余に達し、浜松にも前頁表のような製糸工場が生まれた。真綿(まわた)の製造も木下源平らによって普及した(『浜名郡誌』)。
 
設立年代町名動力巻数生産額
明治11紺屋町太田勇次郎手廻4017貫
209
分器中沢 勘4011
明治12高町田代道真4036