目次
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第三章 町制の施行と浜松町の発展
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第三節 近代産業の勃興
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第五項 水産業
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湖岸漁業
浜名郡漁業
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【鰯と鰹 養殖場】明治四十年浜名郡で漁民六千二百九十九人、漁船二千三百八十四艘、漁獲量では鰯、価格では鰹で、養殖場数五十四か所で鰻、製造物では鰯の煮干が最も多かった(『浜名郡誌』)。なかでも舞阪港は近海漁業をはじめ、海苔(のり)・牡蠣(かき)・鼈(すっぽん)の養殖業も行なわれ、この地方漁業の中心であった。