[電力会社と瓦斯会社の創立]

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 浜松に電灯が灯ったという記録の早いものは二種ある。その一は明治二十二年に有玉の高林維平が五月浜松に出て「夕刻電気灯三ヶ所ニ掲ルヲ見」(『高林日記』)とあるのがそれで、その二は翌二十三年に浜松の一部へ神奈川電灯事業という会社によって電灯が灯された(『東京電灯株式会社開業五十年史』)という記事であるが、いずれも詳細は明らかでない。