目次
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第三章 町制の施行と浜松町の発展
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第四節 社会と交通
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第六項 浜松の災害
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馬込川・新川の氾濫
新川出水
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【三十年】ことに明治三十年九月九日の出水は近世未曾有の洪水といわれ、その出水は明治元年の大出水に比して高いこと一尺余、新川筋を中心に田・板屋・早馬・常盤・池の各字最も甚しく浸水戸数九百九十戸に達し、その三分の一は床上二、三寸ないし一尺に達し、浸水耕地も六十七町二畝歩(田三一町一反四畝歩、畑三五町八反八畝歩)に達した。