教員

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 【高山仰止 石山逸八】校長には浜松尋常高等小学校に高山仰止(安政二年江戸生、士族、沼津兵学校に学ぶ、元城町居住、明治十二年就任、三十五年校長、大正七年九月没、六十四歳)、浜松女子尋常高等小学校に石山逸八(明治三十二年就任、大正十一年退職)があった。【浜松教育の父】高山仰止は在職四十余年に及び、「資性謹厳剛直、宛然古武士の風丯を具ふ。(中略)其の楽む所は一に育英に在るものの如く、四十余年一日の如」(大正十五年発行『浜松市史』)く、文字通り「浜松教育の父」であった。色が黒かったので「黒はぜ」といって親しまれたという(浜松市立元城小学校創立百年記念文集『もとしろ』)。【銅像】大正十一年高山仰止を慕う人たちによって、等身の銅像が同校の校庭に建設された(戦争のため供出)。