実業教育の必要も唱えられ、各種の学校の創立をみるようになった。初期のものに明治十一年に金原明善の設置した水利学校(前述)があったが、養蚕業がさかんになると明治三十年十一月浜名郡立蚕業学校が設立された(前述)。現在の都田町白昭の静岡県立農業経営学校はその後身である。また同じ三十年十月に舞阪町立舞阪水産学校が開校(稲荷山)している。三十二年七月郡立となったが三十四年六月に閉校した(『舞阪町史』『浜名郡誌』)。