目次
/
第四章 市制の施行と進む近代化
/
第一節 市政の動き
/
第一項 市制の施行
/
浜松市の誕生
市勢発展の原因
335 ~ 335 / 729ページ
浜松の市制施行によって県下には静岡についで二つの市ができた。浜松の人口は明治維新以後明治二十二年の町制施行までのあいだ一万余で殆ど変化がなかったのに、町制施行以後市制施行までのほぼ二十年のうちに人口は三倍近くとなった。これには東海道本線の開通とこれに伴う商工業の勃興等に加うるに市民のなみなみならぬ労苦によることは勿論であった。