初代市長

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 【小西四郎】正式の市長は十一月の市会に於てその候補者として推薦した小西四郎が十二月十九日就任し初代市長と定まった。小西四郎は磐田郡小島村の人。浜松神明の薬種商小西屋の養子となった。町長として二回、初代市長として市制草創の経営に苦心した。長身肥大、資性温厚、時には諧謔(かいぎゃく)百出人の頥を解かしめたという。大正四年満期退職。大正十三年四月に没した。七十四歳であった。