大正の商店街

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 これをみると大正時代には、商店の種類(カッコ内は戸数)には薬舗(一四)・呉服太物類・酒類(各一〇)・材木(九)・菓子(八)・下駄履物・時計・学用品文具(各七)・印刷・綿類・金物・自転車(各六)・洋服・牛乳(各五)が主なもので、これを町別にみると田(三一)・連尺(一九)・鍛冶(一四)・伝馬・板屋・(各一〇)・肴(九)・新町(八)の順となっており、東海道表筋町の田・神明(五)・連尺の通りが五十五戸と三十八%を占め商店街を形成し、また駅前通から鍛冶へかけて新興の商店街の現出となっていることが分る。なお電話を所持する商店は総数百四十四戸の八十一%の百十七戸であった。
 
(表)浜松市物品販売業戸数表
年次物品販売業
戸数
総戸数に対
する比 %
大正4218625
14464025
昭和4586327
12957032
151010530