商工団体として浜松商工会議所があった。はじめ浜松商業会議所(明治二十六年創立)といったが、昭和二年四月法律の改正により工業方面も含めて強化され浜松商工会議所となった。その後第二次世界大戦にあたって一県一単位の趣旨に沿って昭和十八年に静岡県商工経済会が組織されると、その浜松支部(浜松市伝馬町)となった(昭和二十一年解散)。その間、商工相談所を開設したり浜松電話交換局・浜松郵便局・国鉄浜松駅の増改築とか昇格、国鉄浜松南口駅の開設、遠信鉄道の敷設の請願をはじめ地元商品の紹介案内等に寄与することが多かった。