目次
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第四章 市制の施行と進む近代化
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第二節 近代産業の発達
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第二項 工業
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昭和期の工業
楽器工業
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【日本楽器】②楽器工業 山葉寅楠の創立になる日本楽器株式会社は、大正十五年の争議(後述、本章第三節第二項)ののち、日本楽器株式会社では住友電線株式会社から迎えられた川上嘉市(明治十八年三月長上郡内野村生、東大卒、浜松市名誉市民、昭和三十九年四月没、八十歳)によって再建の努力が行なわれ、それまでの木製にかわる金属プロペラの開発、パイプオルガンの製造、日本管楽器株式会社の吸収等により、名実ともに総合的楽器メーカーとしての地位を築き上げた(『日楽社史』)。
山葉寅楠