目次
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第四章 市制の施行と進む近代化
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第二節 近代産業の発達
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第三項 遠州織物
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新しい綿糸への模索
[新しい綿糸への模索]
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浜松にこのような動きが見られたころ、東北部綿作地域と二俣地方には紡績工業が胎動しつつあった。これはこの当時品質のよい外綿の輸入額が膨大な額に達し、これが国内産の綿への圧迫となり、紡績工業の振興は焦眉の急であったからであった。