遠州縞の普及

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 こうして地方的な織物にしか過ぎなかった遠州織物が、笠井縞とか河西縞とかいう名称を脱して、遠州縞として関東から東北地方の人々に親しまれるようになったのはこの時代からであり、これらの新しい時代にめざめた人たちの努力の賜であった。