目次
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第四章 市制の施行と進む近代化
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第二節 近代産業の発達
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第三項 遠州織物
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東部及び南部工業地帯の形成
染色業者分布
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また染色業者の分布状況についてみると(大正十五年調)、浜松市には染色業者数八十九、そのうち馬込二十・船越十一・菅原十・田六・板屋五・佐藤一色四・天神町三・常盤三で、馬込川東岸地帯が大部分を占めている。つぎに浜名郡をみると全数百五十一のうち積志村三十七・笠井町二十一・北浜村十九と東北部地域のこの三村で五十%の多数となって、あとは織布工場のある各村にすこしずつ散在している。