目次
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第四章 市制の施行と進む近代化
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第三節 社会運動
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第二項 労働運動と小作争議
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大正期の労働状勢
民間の動き
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つぎに民間をみると、このころ夏目茂雄(板屋町)らの労働者の生活改善等を目的とした同好会、川西貢や望月森之助(飯田織機会社)らによる無産青年同盟浜松支部結成の動き、島津寿平(大正十四年二月鈴木織機会社へ就職、元名古屋機械技工組合員)や杉浦幸雄(無産青年同盟員、鉄道省浜松工場)らによる政治研究会浜松支部結成の動きがあり、また一方には鈴木織機株式会社では島津寿平らによって同社内に組合運動が行なわれてはいたが、まだ相互の連絡提携は不十分であった。