目次
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第四章 市制の施行と進む近代化
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第三節 社会運動
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第二項 労働運動と小作争議
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労働組合の誕生と鈴木織機争議
争議開始
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当然争議は始まり、二十六日には争議団(団長島津寿平)はライオン館(鴨江町)で真相発表演説会を開催して、会社側の挑戦的仕打に対してはあくまでも応戦し、「浜松合同労組最初の門出に必ず成功と示威を対外に示す決意」という声明書を発表した。これに対し会社側は改めて正式拒絶をもって応え、争議は長期戦の様相を呈した(『浜松新聞』、鈴木自動車工業労働組合『二十五年史』)。