要求書提出 争議開始 決起大会

473 ~ 473 / 729ページ
 四月二十六日 午前改めて職工代表の連署になる要求書が提出され、会社側は昼食後に回答することを約して別れた。職工側は十一時二十分をもって一斉に機械の運転を中止、従業員のほとんど全部の約千二百名は事務所前の広場に集合して交渉の結果をまった。しかし十一時半からはじまった交渉はついに午後二時ころ決裂ときくや職工側は一斉に森下(鴨江町、通称森下町)のライオン館に向った。直ちに従業員大会を開き、満場一致でスト決行を決議、団長の任命・争議団の編成(警備隊・情報部・伝令部・訪問隊・会計部)をおこなった。評議会本部の松葉清継が総指揮者で、全員を十四班に分けた。