目次
/
第四章 市制の施行と進む近代化
/
第四節 交通の発達
/
第二項 近郊民営鉄道の発達
/
遠州電気鉄道
[遠州電気鉄道]
492 ~ 492 / 729ページ
遠州電気鉄道株式会社は、その前身は浜松鉄道株式会社と称し、明治四十年(一九〇七)四月に地元の中村忠七・鶴見信平・高林維平・林弥十郎・石岡孝平らが発起人となり、当時わが国の私鉄王と呼ばれた雨宮敬次郎の参画を得て創立された会社であったが、翌年五月には雨宮の経営する大日本軌道株式会社に合併することに決定(『静岡民友新聞』)、同社の資金を得て工事を進行、四十二年一月に同社の浜松支社(支社長石岡孝平)として発足した。主要路線は次のとおりで、