目次
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第四章 市制の施行と進む近代化
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第四節 交通の発達
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第三項 自動車交通の発展
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郊外自動車交通の発達
浜松掛塚線
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④浜松・掛塚間 大正十三年創立の掛塚自動車株式会社(本社磐田郡掛塚町、現竜洋町)があった。もとは大正九年本多一明(愛知県出身)が、浜松駅を起点として五人乗のフォード幌付自動車一台で営業をはじめた路線であった。この路線も馬車との対立が烈しかった。その後浜松駅南口を経由する路線や五島方面へ行く路線も設け、昭和十年ごろにはロマンスシート車も採用し、銀色に黄色の帯の車体で親しまれたという。