男子のみでなく女子にも商業教育の必要が唱えられ、昭和五年四月(昭和四年十一月認可)浜松市向宿町に私立浜松女子商業学校(四年制)が開校した。設立者は池谷庄太郎・津倉亀作・山下信太郎・渡辺兼四郎などで、その代表芥菊太郎(昭和十八年三月没)が初代校長で、商業上・家政上必要な専門的知識と技能の体得を主要な教育目標とした(浜松女子商業高等学校『学校要覧』)。