創造教育とともに台頭してきたのが郷土教育であった。浜松市では『浜松市史』発刊を企画し、その編集に市内各小学校長を任命、近在の各町村では自町村の小学校に命じ町村史の編集に着手するところが多かった(浜松関係では、現在新津村・天神町村の二か村分が欠除、他は現存している)。【郷土史編集】しかし、これらはいずれも一般を対象としたもので、児童読物としての郷土史の編集をみるのは昭和へ入ってからで、昭和二年には元城校『浜松市を中心とした郷土の昔と今』、南小学校柿沢早苗の『浜松付近の歴史』が発刊されている。
郷土教育