浜松郷土読本

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 浜松市教育会が浜松に関する児童の理解を深めるため、市内小学校上級生の課外読物として二橋三郎・安中新平・渥美実ら市内教員に委嘱し、『浜松郷土読本』を刊行したのは昭和七年二月であった。これは浜松市では最初の児童用課外読本であった。【蒲郷土読本】つづいて翌八年には『中ノ町郷土読本』、十四年には大貫三蔵による『蒲郷土読本草案』が発行されている。【県居読本】また、賀茂真淵翁出生ゆかりの県居小学校からは、翁の略伝を課外読物とした『県居読本』(児童用書及び教師用書)が渥美実の執筆で十一年十月出版された。