浜松全市六年児童伊勢参宮

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 しかし時局が深刻化するにつれ、創造とは行動によって創まるということが説かれ、「行」の教育が叫ばれるようになると、自由教育もかげをひそめ、郷土教育も郷土とはひろい意味で国家であると解かれ皇国教育に変貌していった。全市の小学校六年生をもって特別列車を仕立て伊勢参宮旅行を実施したのは昭和の初期(昭和二年から戦争まで)であった(第五章第一節第三項「決戦体制下の教育」参照)。