少年野球の隆興 全国大会優勝

528 ~ 529 / 729ページ
 【元城校 北校】野球は古くから浜松中学(明治二十七年野球部創立)をはじめ浜松商業で行なわれたが、少年野球と称し小学校で盛んに行なわれるようになったのは大正時代からで、浜松では元城小学校・北小学校(北校)が、郡部では二俣小学校・掛川小学校などが有名であった。元城小学校のB組(尋常科)は昭和三年の全国学童野球大会で県下代表として出場し惜敗したが、つづく四、五年には全国大会(京都・岡崎)に二回にわたって準優勝、またA組(高等科)は全国大会(東京)で連続二回優勝した(『元城小学校創立百年記念誌』)。
 排球(バレーボール)・籠球(バスケットボール)などの球技が小学校や女子中等学校に取り入れられるのもこのころからで、市内では浜松市立高女と西遠高女が覇を争った。蹴球(サッカー)もラグビーも卓球もこの時代からであった。