目次
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第四章 市制の施行と進む近代化
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第六節 市民生活の向上
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第一項 行幸と全国産業博覧会
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今上天皇の浜松行幸
浜名湖巡幸
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翌六月一日は浜名湖の風光をめでられつつ養鰻場を見学、官幣(かんぺい)中社井伊谷宮(祭神 宗良親王)を参拝され、浜松をお離れになった(静岡県編『昭和五年静岡県御巡幸記録』)。
(表)御巡幸日程表
(『昭和五年静岡県御巡幸記録』)
昭和七年に浜松市教育会が市内児童の読物として刊行した『浜松郷土読本』は、この行幸をとりあげ「千載一遇(せんざいいちぐう)の光栄に浴したる我等市民は更に民風(みんぷう)の作興(さくこう)、産業の発展、教育の振興(しんこう)を図(はか)り、以て宏大無辺の聖恩に対(こた)へ奉らんと固く心に誓(ちか)ひぬ」と結んでいる。