昭和十年九月四日 降雨量二百四十七ミリ、浸水地域は砂山・寺島・龍禅寺・北寺島・海老塚・浅田・野口・下池川・菅原・東伊場等三十二か町、五千余戸が浸水し、高砂・龍禅寺の二小学校と浜松工業学校は休校、二十五年ぶりの豪雨といわれた。
昭和十六年七月十二日 降雨は十一日の夕刻に一旦止んだが十二日より再び降り出し、午前七時には台風の眼に入り、新川を始め各河川氾濫し、浸水地域は常盤・下池川・山下・海老塚・砂山町等十数か町の五千五百戸、ところによっては水深一メートルに達し交通杜絶した。十二日の降雨量三十ミリに達した。