昭和の凧場げ 御殿屋台の出現と夜の賑わい

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 昭和へはいると屋台は華美になるばかりで、昭和四年には多くの彫刻でかざりたてた豪華ないわゆる御殿屋台(ごてんやたい)(野口町と八幡町)が現われ、それ以後は各町ほとんど御殿屋台となった。そして翌五年五月三十日には飛行第七聯隊に於て凧揚げの天覧にあずかった。この御殿屋台が市内を練り廻る行列をみるために夜の見物人が増してくるのもこの時代からであった。しかし十三年以降―但し十五年紀元二千六百年記念行事として許可の特例もあったが―中止となった。