目次
/
第四章 市制の施行と進む近代化
/
第七節 文化
/
第一項 大正期の文学
/
ひろがる文学運動
新しい村
570 ~ 570 / 729ページ
こうしたことが縁となって『白樺』との結びつきが固くなり、やがて山本貞二郎などによる「新しい村浜松支部」が結成され、大正七年九月武者小路実篤は日向の「新しい村」へ赴く途次に浜松へ立ちより、大字伝馬メソジスト教会で文芸講演をしている(武者小路実篤『浜松と僕』)。まもなく松本長十郎も新しい村に参加している(篠ケ瀬町の松本長十郎宅には武者小路実篤の書画の収集館があった)。