歌人の往来

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 歌人の往来もしきりで十三年夏には花田比露思、十四年九月には石原純(いずれも斎藤義雄の招聘)が来浜している。けだし大正期における浜松短歌運動の全盛時代で、そのあいだ絶えず指導的地位にあった雪腸が、十四年俳句運動に没頭するようになると諸流派が台頭しはじめる。