目次
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第四章 市制の施行と進む近代化
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第七節 文化
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第四項 短歌
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短歌の諸流派
水甕派
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『犬蓼』に中谷福男・安中新平(当市板屋町、昭和四十九年一月没、七十五歳、歌集『坂道』)・平松東城・斎田玉葉などが顔をみせはじめ、水甕(みすがめ)派の短歌もはじまり、昭和八年十一月の水甕派松原旭(明治三十七年愛知県生、浜名郡積志村橋爪、歌集『黄色亜麻』)宅の合同歌会には柳本城西をはじめ福男・新平など十三名が出席している。兒山信一(当市三組町生、『明治大正短歌評釈』の著者、三十二歳没)も水甕派の歌人であった。