【国学研究の著述 賀茂真淵伝】小山正(明治二十一年七月生、当市中島町在住、県下中等学校教員、昭和四十六年十二月三十一日没、八十三歳)は、遠州国学者の研究に力をそそぎ『賀茂真淵伝』(昭和十三年九月刊)『内山真龍(またつ)の研究』(昭和二十五年九月刊)『石塚龍麿(たつまろ)の研究』(昭和三十一年三月刊)『八木美穂伝』(昭和三十五年六月刊)『高林方朗(みちあきら)の研究』(昭和三十八年九月刊)などの著がある。このほか「天竜川渡船資料」(『船越一色村水野家文書』『船越一色村富田家文書』)などの写本もある(昭和三十二年小山正『学究歴』)。昭和三十二年三月文学博士の学位号を授けられている。