その内容は地理・沿革・土地・人口・租税・財政・議員・産業・教育・兵事・衛生・交通・社会事業・神社及び宗教・名勝古跡・伝記・官公衙及び団体・金石文・雑の十九編からなり、総頁千四十頁、「浜松のことならなんでもすぐわかる書」というので好評であった(絶版であったが最近再版)。そののち市は市史の再編纂を企画し、編纂室を市立図書館内におきはじめは伊藤源作に、昭和十七年よりは石原嘉太郎・渥美静一を嘱託とし、編集を委嘱したが、二十年六月十八日の空襲で図書館の焼失とともに解散した。
市史の再編纂企画