研究団体も生まれた。県居翁研究会もその一つで昭和十二年に創立(浜松県居小学校内)。
内田旭を会長とし田林義信(浜松師範学校教諭)・袴田彦一(浜名郡長上村市野、県居小学校長)・野島角男(浜名郡伊佐見村伊左地、県居小学校教員)・近藤用一などが会員であった。【遺墨展 真淵翁研究】県居翁歌集の研究会を県居神社社務所で行ない、十二年十一月と翌十三年十月の二回にわたって「賀茂真淵翁遺墨展覧会」と記念講演会を県居小学校で開催、会員渥美実(当市三組町、県居小学校教員)の編集により『真淵翁研究』(第一輯~第六輯、昭和十三年~十五年)を発行している(渥美実「賀茂真淵翁の遺品展覧会及び其他に就て」『土のいろ』第十四巻第四号)。