【真淵歌碑】真淵の研究はそののちも継続され、浜松翼賛文化協会(昭和十七年四月創立、浜松市立図書館内、会長浜松市長)によって「国意考」の意訳(竹山亥三美、当市塩町)が十八年出版されたり、その年の十二月五日には浜松文学報国会によって県居神社境内に「愛国百人一首」に選定された真淵の「大御田のみなわもひちもかきたれて とるや早苗はわが君のため」の歌碑(尾上八郎筆)が建立されたりしている。また十九年十月には浜松翼賛文化協会と浜松文学報国会の共催で「賀茂真淵翁遺墨展覧会」が市内伝馬町実業倶楽部楼上で開かれている。